2001.3.18〜21 三重・和歌山サイクリング
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青春18切符をまた利用して、5泊3日で鳥羽-紀伊田辺を走ってきました。
3月17日 晴れ後雨
●青春18切符が買えない
平塚白鷺マラソンを走り、会社に行き、20:00まで仕事し帰る。
ゆっくり休む間もなく、夕食、荷物の準備。
自転車に荷物を積み始めると雨が大降りに。
幸先の悪い出発。
海老名駅まで雨の中を走り、チャリを急いでばらし、23:50の小田原へ。
車内で自転車のパッキングをし直し、小田原到着。
小田原駅で青春18切符を買おうとしたら、売れないというではないか。
緑の窓口でしか発券できず、6:00〜22:00でないと買えないとのこと。
通常料金の切符を買えと言いやがる。
こんなアホなシステムはないと思ったが、他に係員がいる訳でもなく、
無駄な討論は避け、140円切符で入場。
駅で快速ムーンライトながらの自由席車両口に並ばねば。
様相外に人は少なく、10人程度しかおらず、先頭に並ぶことができた。
椅子も確保でき、名古屋に6:20到着。
3月18日 晴れ
●快速みえ
駅構内に緑の窓口があり、18切符はすんなり購入できた。
140円は帰ってこなかったが安い切符で大正解。
駅周辺をぶらつき、美味そうな匂いプンプンの手作り弁当を買い、
快速みえ51号へ。
発車間際に荷物を載せる。
このときカバンの外に付けておいたスタンドが落ち、
慌てて拾って乗り込んだが、ネジが1つ無くなってしまった。
ちょっと悔しい。
車内で弁当を食べる。天気はすっきり晴れてきた。
窓が大きく眺めがいい。終点の鳥羽駅で下車。
●町に本屋は一軒?
待合室で自転車を組み、10:30出発。
本屋もコンビニも見当たらず、地図なしで走る。
磯部町で本屋があったが休み。向いのスーパーでパンを買い、
店を出たところで次に出てきた人に本屋がないかきいたら、
この町にはそこだけ。日曜は休み。7km先にあると言われた。
すごいところだな〜と思っていたら、
小さいのが500mぐらいのところにあるのを思い出したようで教えてくれた。
行ってみると地図があったので事足りたのだが、
ほとんどマンガだけの本屋であった。
無事に地図を買い、走り出したら、コンビニが2軒あった。
●交互通行の信号にびっくり
小さな峠を何度か越えた。
道幅が狭い急坂で交互通行の信号があった。恐るべし国道260号。
バックパッカーやライダーが結構多い。
しばらく走っていると前輪の空気が抜けてしまった。
いつの間にかパンクしてしまったようだ。
パンク修理していると軽トラのおじさんが止まって話しかけてきた。
少し話し、修理を終え、再出発。
おじさんから修行という言葉が出てきたのが印象的であった。
●半額シール
本日、最大の難所が待っている。
ひたすら上り、途中1回休憩して何とか峠を越えた。腿と腰が痛い。
ビューっと一気に下って海が見えたと思ったらそのまま、また小さな峠へ。
2つ越えて、やっと紀伊長島。
明日の朝食を買おうとスーパーに入ったら、半額のシールが。
つい夕食も買い込んでしまう。
店を出るともう真暗。19:00ぐらい。テント地探し。
疲れていたのでさっさと寝たかったのだが民家がたくさんあって、よい場所がない。
しばらく走り、それらしい場所を見つけた。
夕食を食べ、20:30就寝。
3月19日 晴れ
●缶コーヒーありがとう
6:00ごろ鳥の鳴き声で起床。
気温10℃、足先が冷たかった。靴下を脱いだのが失敗だった。
ちょっと散歩。朝日がまぶしい。
大量の朝食で9:30出発。
テントを片付けていたら、釣に行くおじさんから温かい缶コーヒーを頂いた。
自分で飲むんだったろうに...
とっても温まりました。ありがとう。
●やっと平地だ熊野灘
熊野灘に出るまではとっても走りごたえのあるタフなコースだった。道幅が狭いのがつらい。
鬼が城のハイキングコースに行こうとしたが
自転車を押していくには危険なところがあるといわれ断念。
熊野灘に出る。海岸線は坂がなく楽なはずが向い風に苦戦。
途中で回転すしを食べる。安いな〜。
スーパーの案内が20km先とかあるぐらい大きな店は少ない。
コンビニもごく数軒。
●熊野川温泉
ついに熊野川を越え和歌山県。
熊野速玉大社でお参りをし、熊野川沿いに上流に走る。
熊野川温泉でゆったり。8:15ぐらいに建物から出て、すぐのところにテント設営。
星が沢山見える。が、冷えるので中にすぐ入った。残り物のコロッケとみかんを食べ寝る。
みかんは海岸線の国道沿に落ちていたもの。
どうも、運送中に落としていくようで木がないところにいくらでも落ちていた。
3月20日 晴れ
●旧道は貸切状態
6:00起床。芝地のため、テントの外張りはびしょびしょ。
卵雑炊とコロッケ、花カツオ、みかんの朝食。
早く出発しようと思っていたが、自炊は時間がかかるな〜。
外張りを干して、乾いてからしまい、9:00前に出発。
ずっと川沿いなので急坂はなく楽に漕ぎ進む。
熊野川を逸れ、山間に入ってからは新しい橋とトンネルが目立つ。
橋は平成9年、トンネルは1997年と言う感じで表示されている。
川と陸で省庁が違い、こんなところも違うんだな。
田辺62kmの案内標識を見てから、時間は大丈夫と思い、
旧道が通れるところは多少遠くても走るようにした。
旧道は貸し切り状態である。
●ランナー
上流に進むにつれ、坂が急になってきて、ついに最高点461mを越えた。
しばらく急な下りと短い上りが続く。
リュックをしょったランナーがいたので話し掛けたところ、田辺まで走るという。
30kmはあるのに...
更に話を聞いて驚いた。今日は山の方でレースがあり、走ってきたのでそうだ。
行きは車で送ってもらったと言っていたがたいしたものである。
●山からMTB集団
2km程先の道の駅で休んでいたら、追い越していったらしい。
というのは、トイレに言っている間に行ってしまったのであった。
道の駅に着いた時、ちょうど山の階段をフルサスのMTB集団が降りてきた。
スゲ〜と思いポケ〜と見てから、トイレに行き、出てきた所でMTBの一人が話し掛けてきた。
なかなかいろいろチャレンジしている人であった。
今日のマラソン大会はスタートに間に合わなかったと言っていた。
トライアスロンもやっていた。北海道ツーリングも経験あり。
Xテラに出たいと言っていた。私も興味あり。
Xテラとはトライアスロンのオフロード版と思って頂ければよいです。
フルサスもいいかなと思い出してきた。トライアル遊びをやっている人もいたし。
●熊野古道資料館の定休日は火曜日、水曜日
全員下った後、ちょっとして自分も下り始めた。
重い荷物を載せている分下りはスピードが乗る。
タイヤの違いも大きいが、すぐに追い付き、ちょこちょこと全員を抜き、
田辺に帰るランナーを抜き突っ走る。
熊野古道資料館に行ったが火水定休日で休みだった。残念。
更に走り、町に出て、紀伊田辺駅に到着。
●輪行して大阪環状へ。
和歌山駅まで行きたかったが、時間切れ。
ここで終了ただなと思いつつ、時刻表とにらめっこ。分かりにくい。
路線を知らないから大変である。
やっと一通り辿り切れると、次の電車に乗らないとぎりぎりそうであることが判明。
急いで自転車をばらし、2分前にホームに行くことができた。
夕方の大阪環状に恐怖を感じていたが、押し合いになるほど混むことはなく、
そこそこ無難に大阪駅までこれた。
●新快速でらくらく豊橋へ。
ここで、また、時刻表をチェック。快速を利用するので30分ほど、駅見学。
快速のホームへの階段を上っていると、タイミングが悪く電車が来たため、人が降りてくる前に
小走りで上るはめになった。一汗かいた。
大垣に付き、荷物を整理していると、ムーンライトながらの一本前の新快速豊橋行きががらがらで来た。
ながらは全席指定なので結構窮屈であり、この新快速に急遽のることにした。
この新快速の4席を陣取り、終点豊橋まで悠々と行けた。
この電車は豊橋から各駅停車熱海行きになるとのことで、
このまま先に乗っていくことが可能であったが、
途中でながらに抜かれると厄介なので降りてしまった。
今回は荷物減らしのために時刻表を持ってこなかったのがあだとなった。
まあ、豊橋まで楽にこれただけでももうけものだったのだからよしとしよう。
着替えと食事をし、ムーンライトながらに乗車。
3月21日 晴れ
●旅の終わり、日常へ。
小田原駅では気がついて降りれたものの、入谷駅は寝過ごし、3つ先の原当麻駅で下車。
戻る電車は30分待ち。
待たずに原当麻で自転車を組み、自走で6:50帰宅。
朝風呂、朝食を済ませ、仕事へ。
夜、残り2日分の青春18切符をあらかじめ約束しておいた方に
海老名駅で譲り、今回の旅が終わった。
<教訓>
・落し物には気をつけよう。
・お店の少なさに気をつけよう。
・電車の下調べをもっと入念にというかもっと勉強せねば。
・Xテラもやってみたい。まだまだやってみたいことはあるようだ。生きねば。
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2002.05.22