2002.4.28 奥熊野100kmウルトラマラソン

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4/27〜5/5の自転車の旅と内容重複、こちらもぜひ見てね!

4月28日 晴れ

●奥熊野100kmウルトラマラソン

3:50起床。
どら焼き1つとりんごジュースの朝食と取りながら、急いで撤収。
4:15集合時間ぎりぎりに那智駅に行ったら2人だけ駅にいた。
着替えや替え靴の荷物と朝食に買っためはり寿司を持って、
迎えの車に3人で乗り込む。
スタート地点、那智の滝まで本当は大型バスで行くところ、
私たちはこの車でバスの後を走行、そのまま那智の滝へ。
日の出前でまだ真暗。照明のあるところで朝食を食べながら、急いで準備。
すると、前田さんが私を見つけて、声をかけて来た。
バスに乗ってないからどうしたかと思ったよといていた。
昨日温泉で一緒だった人も私を見つけて、挨拶をかわしました。
この薄暗い中でよく見つけたものだと関心しつつ、準備を急ぐ。
まあ、70人程度なので分からなくもないのかな。

●スタートから45分登り

少し明るくなりかけの5:00、滝がどこにあるのか分からないまま、
100kmマラソンのスタート。
最初から結構な斜度の上り坂。
コースマップは家に置いて来てしまったので全く把握していない。
ほとんど平地がないというのだけは覚えているが。
一人すごいスピードで飛び出していった。自分もかなり前の方みたい。
後では挨拶交換の声が聞こえる。
少しずつ抜かれ始めたがマイペース。
とにかく周りのスピードを気にせず、ゆっくりと走るだけ。
明るくなってきて、滝が見えた。随分大きそうである。
45分も上り続けてやっと下り。長かった。

●お腹の調子が初100kmと同じ

お腹が張ってきた。何か前回の100kmマラソンと同じ展開。
下りもすごく急で長い。気持ち抑えたがそれでもバカっぱや。
ビユーンと何人も追い抜かす。数人から声が掛かる。
真っ赤な上下で目立つから覚えてくれた人も多いみたい。
中終盤には良くも悪くも会話の種にはなった。
自分では少し抑えたあのスピードなら、足へのダメージはないつもりなのだけど、
やっぱりあるのかな〜。
こればっかりは沢山経験をつまないとわからないところ。
いっき下りの後は緩い上りも入りつつ下り傾向。
お腹がごろごろいいだしてきた。
出すもの出してお腹すっきり。
もう2時間も走ったんだな。

●唯一の平地を飛ばしたつけが…

川沿いまで下り、しばらく平地が続く。
ちょっと負荷掛け過ぎかなと感じつつ、やや飛ばし気味で走った。
今思えば少し上っていたのかも知れないな。
25km辺りから膝に少しはりがでてきた。
35kmからのだらだら続く2度目の長い長い坂で左膝上がつる。
両方の膝上と右内腿がつり気味になったり、直ったり。
ここからはスピード控えめ。歩きも入れる。

●スーパー早歩きの伝授

上りきってから、緩いアップダウンが続きつつ上り傾向。
50kmを過ぎ、55km辺りから3度目の長い上り。
走ったり歩いたりしていたら、歩きのランナーに一気に抜かれる。
こんな状況が初100kmのときもあったなと思いつつ、
あのときより元気なので、ピッチを合わせて、ちょっと辛いが着いていく。
エイドで追いつき、話をすると
急な上りは殆ど走らず、ひたすら早歩きで体力温存とのこと。
必死に着いて行くうちに多少慣れてきた感じ。エイドや下り坂で前後しつつ、
このベテランランナーに75km辺りまで引っ張って頂いた。
エイドで話していたらスタッフが歳がほぼ倍だと教えてくれた。
ゴール後に名簿を見ると66歳。とっても元気である。

●スーパー早歩きで脚が回復

3度目のだらだら坂も終わり下りに。
当初目標は12時間完走。
頭がボーっとして思考力がなかったが、
60km辺りのエイドで、7時間。
残り40kmを5時間といったら、今高いところにいるし、走れそうな気になった。
もちろん今後の坂次第でほあるが。
一人道路脇の芝生で寝ている人がいた。
大丈夫だろうかとは思ったがそのまま素通り。
最初のようには走れないがスーパー早歩きに徹してのがよかったのか、
膝上がつり気味だったのが治まったので、下りは気持ちよく走れている。
とはいっても、エイドでなんやか食べていると同じ顔ぶれがすぐやってくる。

●寝ていた人は…

あれ、新たに昨日温泉で一緒だった人がやってきた。
結構走れている状況でかなり後から追いついてくるのは考えにくい。
不思議に思っていると「眠くなったのでかなり寝ていた」とのこと。
それで納得。
速いランナーが走れなくなって、
たっぷり休憩してまた走れるようになったのなら、速くて当然だから。
下りきって、行きに飛ばした平地に戻ってきた。70km辺り。

●眠気に負け平地も歩く

眠くなってきて、集中できない。
休憩空けのおっちゃんが話し掛けてくれるので何とか走り続けたが、
80km先の最後の上り坂まで辿り着く前におっちゃんの提案もあり歩くことに。
ここで大ベテランランナーとはお別れ。
このおっちゃんも歩くのが速い。
何度か走ったり歩いたりして、坂手前のエイドまでやってきた。

●最後の上り

おっちゃんはここから走り出した。
昨年この坂を歩いてしまったと話していたので、
ここは走り通そうと決めていたのかもしれない。
自分は全て速歩。元気な人が3人走って抜いていった。
そして、88kmエイド。ここで上り終わりと聞いていたがまだ緩い上りが続く。
さっき抜いていった一人が途中で座り込んでいた。眠くて走れないといっていた。
平地を走りつつ、92kmエイド。ここが本当の上り終わり。
後は8km下り続けてゴールするだけ。

●心地よい汗で笑顔のゴール

最初は坂が緩く落ちていかない。だらだら走る。右膝外側と左足裏が痛み出す。
もちろん急に痛くなったわけではないが。
だんだん急になってきて、落ちていける。
残り5kmの看板。気合全開。
「痛みよ消えろ」「まだまだ走れる」と自己催眠。
本当にしっかり走れるようになる。
ガンガン走ったが、残り2kmで坂が緩くなりちょっと失速。そこそこのスピードで元気よく、笑顔でゴールイン。
最後の5kmは26分。
記録:12:37'14"
坂がとっても長くてすごく辛かったが、緑豊かでコミュニケーションの多い大会であった。

●レース後

前田さんにもゴールを迎えてもらえた。2時間半もたっているんだな。
レース後は温泉。洗い場はまだ込んでいなかった。
体を洗ってすっきり。
胴から下は触るだけで痛いところが沢山ある。又擦れもヒリヒリする。
温泉にゆっくり浸かり、ちょっと休憩してから、ゴールに戻り、
うどんとサンドイッチを食べる。
しばらくして、14時間の制限時間を向かえる。
また、温泉の休憩室に戻り、畳でゴロン。
昨日同様、野球の終わりまで見て、移動。9:40寝る。

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2002.06.10