2000.7.21〜23 東海サイクリング(箱根,伊良湖,岡崎)

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7/21、
朝食後、荷物を慎重につみ、9時出発。
平塚まで1時間、小田原までさらに1時間。
小田原から芦ノ湖まで旧東海道を登った。
2時間ではあるがしんどい登りだった。
ロードのギア比ではやはり無理があるみたい。
七曲がりの先から10分ほど歩いてしまった。
芦ノ湖で昼食休憩、箱根神社に行って、14:30出発。
しばらく登って、峠を越えた。標高814mだったかな。
以降は延々下り坂。
三島以降、交通量が増え、ちょこちょこ脇道にそれつつ、ひた走る。
下界は暑い。芦ノ湖は涼しかった。気温差は3,4℃。
富士市でパンク。たいした衝撃ではなかったのだが...
休憩も兼ねて、日陰でゆっくり、タイヤとチューブを新品に交換。
ここらで、今日の行動を止めようかと思ったが、夕食を食べ冷房で涼んだら、
また、走りたくなってきた。
日没まで走り、川沿いの道を上流に上がり、公園で野宿。
川で水浴びしさっぱり。
蚊がいなかったのと人の気配がなかったのでテントを張らず寝袋で寝ていたら、
9時過ぎに教育委員会の非行防止の巡視の人たちがやってきた。
夏休みの最初だからやっているとのこと。
こんなのどかなところで見回ってもしょうがないだろうと思ったが、愛想よく対応。
翌朝、出発するまで、巡視の人以外には会わなかった。

7/22、
4:30目が覚め、5:30出発、すぐに虫取りの少年にあった。
1号線沿いに戻るまで、この時間にしては結構、人とすれ違った。
大半の人が挨拶をする。
そういえば、小さいころは知らない人でも挨拶していたな。
最近、家のまわりでは挨拶しなくなったな。
清水港付近で海沿いにそれ自転車道を走っていたら、三保松原への案内があり、
行くことにした。ここは半島状になっているところで無駄に走った格好であるが
観光地があって、ラッキーだった。
何もないところで迷子になるとすごく損した気分になるのである。コンビニで軽く朝食。
間違えるもとになった場所を確認しつつ、海岸沿いの自転車道を走る。
事前に本で紹介されていたのだが、ここの自転車道は走りやすい。
焼津まで走り、風呂代わりに温水プールに入った。
30分泳ぎ、休憩。
御前崎からずっと海岸沿を走るか、内陸を走るか迷ったが、
御前崎経由は距離が長すぎると判断し坂はあるだろうが内陸を行くことにした。
掛川手前に峠があり、越えたら今度は強風でスピードがでない。
袋井マラソンで体験した強風は今日も健在であった。
翌日、話したサイクリストがこの辺の空っ風は有名だからと言っていた。
夕方、天竜川を越えた辺りから、風が弱まり、日差しも弱くなり
走りやすくなってきた。
せっかく自炊道具を持ってきたから、明日の朝は自炊することにし、スーパーで食料を買い込み、
日没後の国道1号をひた走る。なんとか予定していた浜名湖の先まで辿り着き、
予定していた場所にテントを張った。
この日はちょうど花火大会だったようでやや遠かったがきれいに見えていた。
夜は暑くて寝苦しかった。うちわがほしかった...

7/23、
5:00ごろ起き、日の出が見えたので、海岸までいって、しばらく眺めた。
それから、自炊、ゆっくり荷物の整理をし、8:30出発。
交通量の多い町中を走るより気持ちいいだろうしフェリーにも乗りたかったので、
渥美半島、知多半島を走ることにした。
渥美半島はとってものどかで気持ちよかった。
サーフィンのメッカらしくサーファーが半端じゃなく多かった。
海はきれいだった。
自転車道があったが砂があり走りにくかった。
伊良湖岬ではトライアスロン大会があるそうで、
水着で走るジョガーが多数いた。
渥美半島1周しにきたサイクリストが教えてくれた。
伊良湖港につき、次の出港は13:50で約1時間後。
師崎行きのチケットを買いたいが何と読むのかな...
カウンターの横に大きな字で「もろ崎」と書いてあった。
恥ずかしい思いをせずにチケットが買えて一安心。
海水浴するか、昼食にするかどうしようかな〜、と土産物を眺めていたら、
冷房から出たくなくなったので昼食にした。
このフェリーターミナルは道の駅を兼ねている3階建ての建物で結構りっぱだった。
昼食中に名古屋まで行かないことに決めた。
名古屋を目標にしたが特別な思い入れがなかったから、
ムーンライトながらの出発時刻が0時を過ぎる安城駅に予定変更した。
出港5分前に乗船、自転車は1台だけだった。
35分で師崎港につき、出発。
半島の右側に進路をとった。一般的に海岸線は左回りがいいと言われているが、
海の景色より日陰の多さをとったのである。
日差しはきつく、陸側が左車線になるコースは日陰が多く正解だったと思う。
1時間ほど走ってから、休憩を兼ねて、海水浴場があったので、海に入ることにした。
なんと予想外に水が汚い感じで数分つかっただけで上がり、シャワーをあび、
再び、走り始めた。
徐々に交通量が増え、半田市に入った。名古屋方面と安城方面が分岐するところである。
案内看板に安城市とは書いてなかったので地図で確認し安城駅に向かった。
日没前に安城駅に着いたが、駅前がちょっと寂しい。時間を持て余しそう。
風呂屋を電話帳と地図で探したら、1.5km程のところにある。
更にこの先、12km程で次の停車駅の岡崎駅にいけるので、暇つぶしも兼ねて、
岡崎駅に行くことにした。
風呂屋に行ったら今日、明日は臨時休業と張り紙がしてあった。
運が悪いなと思いつつ、岡崎駅を目指す。
途中で風呂屋が通り道近辺にないか調べたかったがタウンページがなかったり、
銭湯のページが破かれてなかったり。
温泉のページがあったので駅前のはずないなと思いつつも地名を覚えて、
次にあったコンビニで地図をみた。その地名を探す前に市立体育館を見つけた。
まあ、シャワーでがまんするかと、一路、体育館へ。
近所で少しうろうろしたが辿り着き、シャワーを浴びれた。
閉館直前であった。
さっぱりした後、通り道で夕食をとり、オールスターの日だったことを知る。
大量点差はついていたが。
食事後、岡崎城がライトアップしているのが見えた。
お堀の近くに周辺地図があり、道を間違えていることに気がついた。
体育館で方向感覚が90度ずれてしまったのである。
時間に余裕があったから、ここまで確認しなかったのではあるが...
30分程で岡崎駅に着き、コンビニで車内用に菓子を買い、
駅のエレベーターで2階の改札口まで自転車を押していき、改札前で
荷物を広げて、のんびり解体、パッキング。40分ぐらいかかったかな。
青春18切符に7/24の印をもらい駅構内へ。
駅でムーンライトながらを待つじっちゃん、ばあちゃん5人組みと話をした。
まさに青春18切符の恩恵に預かってる人たちであるな。
電車内ではいまいち寝付けなかった。
といっても後半は駅がとんでるのでそれなりに熟睡しているが。
小田原は寝過ごし、横浜でおり、下りの東海道線始発で茅ヶ崎まで戻り、相模線で入谷駅へ。
入谷駅で自転車を組み立て、貴重品だけ持って家に帰り、ママチャリで1往復。
これにて、旅が終了。

<教訓>
・幹線国道はツーリングにむかない。進入禁止も多い。さらに迂回路の案内がない。
・上りはきついが峠の方が延々海岸線を走るよりすがすがしいかも。
・炎天下のサイクリングはやはりしんどい。でも、景色は最高。
・座席寝では手足を持て余してしまう。究極に疲労していればいいのだろうが。
・電車から見る景色は普段とは違って見える。海老名−入谷間がなかなかいい景色。
・ムーンライトながらから家までの乗り継ぎは、川崎、茅ヶ崎乗換えがよさそう。
・日程にはもっと余裕がないと移動だけになってしまう。渥美半島だけで1日ほしかった。

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2002.05.22